脳卒中にワクチン!?

World Pharma Newsに面白い記事がアップされた。題して、「新発見が脳卒中ワクチンの開発につながるかも (Breakthrough may lead to anti-stroke vaccine)」


原文の出だしは↓

EU-funded scientists have discovered that the presence of low levels of a type of antibody in the immune system increases the chance of having a stroke, one of the leading causes of death worldwide. The finding, published in the journal Stroke, signals hope the development of a vaccine that can activate the body's natural defences against the condition.


訳(本ブログ筆者)は↓

EUの財政的支援を受けた科学者たちが、免疫システムのある種の抗体が低下することが、世界的に主要な死因である脳卒中のリスクを増やすことを発見した。雑誌「脳卒中」に掲載されたこの発見は、脳卒中に対する身体の防御反応を高めるワクチン開発への期待を示唆している。



しかし、脳卒中にワクチンとは面白い。要は、ある種の抗体が低下すると動脈硬化を誘発し、それが脳卒中に繋がるので、抗体価を上げるためにワクチン接種すれば良いのでは、ということらしい。


ワクチンビジネスに関しては以前のエントリー「子宮頸がんワクチン」(http://d.hatena.ne.jp/healthsolutions/20100115/1263560435
でも取り上げたが、日本での行政的対応はかなり遅れ気味である。いざ脳卒中ワクチンが開発された時に、日本だけ導入が遅れるなんてことがないようにしなければ!