乳児死亡率に見る日本の医療レベル
娘が生まれてから最初の誕生日を迎えた。
ハイハイが遅かったりなかなか歩き始めなかったりと多少のことはあるが、何はともあれ、無事にここまで育ってくれてありがたいことである。
何度かエントリーした母乳育児も間違いなく功を奏したと思うが、やはり日本の医療環境の良さについては触れなくてはなるまい。
↓は世界各国の乳児死亡率の比較(Best5)。<データ元は国連>
Rank Country or territory
(deaths/1,000 live births)
1 Iceland 2.9
2 Singapore 3.0
3 Japan 3.2
4 Sweden 3.2
5 Norway 3.3
ご存じの向きも多いとは思うが、日本は産科の安全性および乳児の健康維持に関しては、世界トップレベルであることは間違いない。
主だった先進国で言えば、韓国は4.1で10位。フランスは4.2で12位。
ドイツは4.2で14位。イギリスは4.8で22位。
ちなみに、米国に至っては乳児死亡率6.3で33位。マイケル・ムーアの映画「シッコ」ではないが、本当にキューバにすら負けているレベルである。(キューバは5.1で28位)
ということで、医療のプロバイダー側に対して辛口のコメントを残すこともままあるこのブログだが、産科・小児科医療に関しては、素晴らしいOutputを残している現状に対して素直に感謝したい。
この領域については、良く言われているように、医師の"疲弊"をいかに防ぐかが問われており、この点についてはまた別途議論したい。