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Venture x Venture Collaboration ~"恒星"同士のベンチャー協業~

事業経営

メディカル・インサイト2年目を迎えるにあたってのエントリーに対し、TOBYOの三宅さんからBlog上でお祝いのコメントを頂戴した。過分なお言葉を頂き恐縮の限りだが、三宅さんから頂いたコメントで、特に共感を覚えた下りを転載させて頂く。


今後、このようなベンチャーとベンチャーのコラボレーションは増えて行くのではないだろうか。とにかく上下関係のない対等の関係であるから、気楽に、気兼ねせずに意見をぶつけ合うことができるのがよい。複数ベンチャー企業のコラボレーションというものは、各自の強みを束ねて強化し、ビジネス機会を広げ、知識情報を共有し相互学習するための非常に有効なモデルになり得るだろう。


私が志向している仕事の姿は、まさにここに言い尽くされている。会社という組織を”脱藩”して起業したのは、こうした新しい働き方を世の中に広めていきたいという想いがある。


以前のエントリーにも記したが、自らが大義を感じるテーマで自らの意志で集い、協働する形が、それぞれのモチベーションと力を最大限引き出す、と信じているからだ。「協働する=組織的に働く」ことは必ずしも同じ組織にいなくともできる。いや、むしろ同じ組織にいないからこそ妙な甘えが生まれずにすむのだ。


また、会社で進めるプロジェクトは「社内政治」への配慮がかかせない。うちの部署に話を通さずに何だ、と(政治力を見せるために)吠える輩が社内には結構いるものだ。ベンチャー同士の協働(Venture x Venture Collaboration, 以下VCC)ではそうした余分な関係者など存在しない。ここが実はコストが低くて済むところだ。変ににらみだけ利かせて実際の仕事は何も協力せず、その実、美味しいところだけひょいと取っていくような輩が入り込む余地がないのだ。


「政治」が必要になる時はもちろんあるけれど、それはプロジェクト・チームの外に対して働きかける時にだけにしたいもの。


現在、自分が関わっている仕事はTOBYOとのプロジェクト以外に複数あるが、こうした”VVC”的なやり方で進めているものは、やはり面白い。


一つ区別をしておかなければいけないのは、同じ複数企業のコラボレーションとは言っても、"VVC”は自動車業界によく見られる製造業の「系列」とか、広告代理店や建設業者にありがちな「丸投げの連鎖」とまったく異にしていることだ。


「系列」にしても「丸投げの連鎖」にしても、上流・下流がはっきりしており、末端で汗をかく人たちが報われにくい構造になっている。結局、両者とも「身分制度」を引きずったままコラボレート(?)しているだけだから、硬直的なのだ。


茂木健一さんが本日のTweetで、個々人に「恒星となれ」という非常に印象的なメッセージを残されていた。“VVC” はまさに「恒星同士の結びつき」の表れなのである。