Webコンテンツ〜有料?無料?〜

最近チェックし始めた"Read Write Web"で面白いスレッドが立った。題して、"There"s No Such Thing As Free Content" ( http://feeds.feedburner.com/readwriteweb )


Web上のコンテンツはすべて無料で当然というような風潮があるけど、まっとうなコンテンツは作るのにお金がかかっているのだから、これじゃスリと同じじゃないか。私は最近有料コンテンツを受け容れるようになってきている。一体、みんなどんなものにどれくらいならオカネ払うの?という内容だ。


確かに、コンテンツはすべてフリーにして"広告"だけで何とかしようというビジネスモデルでは、新聞や雑誌などの活字コンテンツ作成会社はもう保たないだろう。音楽業界が良い先例となると思うが、iTunesで楽曲単位で非常に安い単価でダウンロードさせているように、少額でコンテンツを販売する方法を考えざるを得ないだろう。


中国の投稿者が、中国では映画DVDの海賊版が$1で売られているので誰もレンタルしないで$1で買っている、と書いていたが、正規のDVDをオンラインで$1で売ればよいのである。オンラインの美しいところは、流通コストが限りなくゼロに近いというところにあるのだから。


ということで、ここでのキーワードは「micropayment」(小口支払)になるはずだ。ただ、micropaymentを実際にやるとなると、いちいちクレジットカードで決済するのはユーザー側も面倒くさいしコストもかさむ。では、たとえば会員制にして年単位での購入、とかになるとそれはそれでユーザー側もまとめてお金を払うのは抵抗がある。


一番良いのは、どのサイトでも使える"ポイント"的なものを流通させ、
上記スレッドの投稿者Jolie O'dellさんも書いていたが、まさに「寄付関感覚」で払えるくらいの10円分・20円分のポイントでコンテンツを見れる仕組みにすることだ。


世界が相手であれば、超ロングテールが使えるのだから、これはこれでビジネスが成り立つはず。そして、このポイント制がWeb上で普及・流通することにより、世界は初めて真の意味での"共通通貨"を持つことになるのではなかろうか。