1231941311**[医療の変革]規模の経済

今日は、医療クラスターの議論に参加。


前提として、日本の病院は総合機能を持つ病院の数が多すぎて、ある特定の疾患の治療を見た時に、十分な規模に達しているところがほとんどない、という議論があった。例えば肺がん手術だと1人当たりで年間100例以上の症例数を持つような医師が本当の意味で「専門医」と言えるレベルになるが、日本ではもっと少例しか診ていない「専門医」が大多数という状態で、専門性を高めるにはもっと医療機関毎に得意な疾患に集約・整理すべき、という議論は大いにうなずけるものだった。


この議論は、現在問題になっている産科や小児科の医師不足・診療体制不備にも通ずる話で、ばらばらの施設に超激務状態で医師が1-2人ずつ配置されているより、1箇所に集約してたとえば5-6人配置されている方が、モデルとしては永続的なのは間違いない。


医療にも「規模の経済」の考え方を応用しなければ!