”震動カプセル”が便秘解消の切札に!?

「う〜ん」と唸らされる、イノベーションのお話です。

 

腸内で震動して便を押し出すことで便秘を治療するカプセルが登場しました。

 

 ■”Vibrating capsule may relieve constipation” (CBSNews)

  <震動カプセルが便秘を解消するかも>

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イスラエルのテルアビブ・ソーラスキー・メディカルセンターの研究者が、シカゴ消化器病学会で発表したこのカプセル。中に小さなモーターが入っていて、飲み込んだら6−8時間後に動き出すようにあらかじめセットされています。

 

動き出したカプセルの震動が腸の収縮を引き起こし、スムーズな排便につながる、という仕組み。

 

26名の被験者に週2回このカプセルを「投与」したところ、便通が平均で週2回から4回に倍増し、排便時の難儀もなくなり、これといった副作用はなかったとのこと。

 

慢性的な便秘を抱える患者のうち、50%は現状の治療に満足していないということなので、このカプセルは福音になる可能性を秘めていますね。

 

是非、どんどん開発を進めていっていただきたいものです。

 

イスラエルは、軍事技術が発達しているからなのか、こうしたカプセル系の技術開発で最先端を走っています。

 

チューブでつながった内視鏡の代わりに使える「カプセル内視鏡」を開発したギブンイメージング社もやはりイスラエル。  

http://www.givenimaging.com/jp/Pages/default.aspx?lid=9

 

 

ユダヤの知恵は奥深いですね。