あなたは3秒?5秒? 床に落としたその食べ物、食べても大丈夫?
床に食べ物を落としてしまった時、拾って食べても大丈夫かどうかで、都市伝説(?)的に言われてきた、「3秒ルール」とか「5秒ルール」は、意外に万国共通です。
そんなお話で、新たな研究結果が出てきました。
「“Researchers prove the five second rule is real” <研究者が5秒ルールは本物と証明>」(英国アストン大学HP)
色んな床に色んな食べ物を落としてみて、大腸菌などの細菌の付着状況を調べたところ、
・拾い上げるまでの時間が長ければ長いほど細菌はたくさん付着する
・水分を含む食べ物を落とした場合、床の種類の中では絨毯が最も細菌が付着しにくく、ラミネート加工やタイルの床が最も付着しやすい
ことがわかったそうです。
まあでも、論文にもなっていないようですし、「5秒ルールは本物」とこれでは言えないですね。タイトルが「釣り過ぎ」です。
実は「X秒ルール」ってどうなのという研究は海外でちょこちょこ出ていて、日本でも折に触れニュースとして取り上げられています。
「【ファンキー通信】科学的に証明? 3秒ルールは本当だった・・・!?」(livedoor.news、2006年6月23日)
「『3秒ルール』は嘘だった! 床に落としたら食べちゃダメ!」(ロケットニュース24、2010年7月25日)
「いやどっちなんだ、本当は?」と思わずツッコミを入れたくなりますが、どれも大したレベルの研究ではないので、やはりあまり確定的なことは言えません。
でもですね、よくよく考えたら、この件に関する欧米の研究はたとえレベルの高い研究が出てきたとしても、日本人にとっては眉唾ものですよ。だって、土足文化の国での研究なので(笑)。
外で歩き回っているのと同じ靴で歩いている床に落としたものは、3秒でも5秒でも食べたらいかんです。逆に日本の家庭であれば、よほどの「汚部屋」でも無い限り、10秒経っても乾きモノなら全く問題なし、と思うのは僕だけでしょうか。