逆行性歯髄炎〜副鼻腔炎による歯痛のその後〜

「歯痛と副鼻腔炎」(http://d.hatena.ne.jp/healthsolutions/20110415/1302875031)の騒ぎ以来、ずーっとトラブルが続いていた右上歯の付け根、本日ようやくスッキリできる治療に辿り着いた。


あのブログエントリー後1週間抗生剤(クラリス)を服薬して良くなりかけたのだが、その後、右上歯の付け根の痛みが再発。もう一度クラリスを今度は2週間処方されて飲んでいたのだが、途中で副作用と思われる下痢・腹痛に見舞われるし、頬の内側の痛みはひかないしで、六本木クリニックの耳鼻咽喉科を再受診。


そこでわかったのが、副鼻腔炎の方はもはや問題では無く、右上歯茎上部に赤い腫れが出ているという事。結局、クラリスは服薬中止して、たいらまち歯科CLに再受診することにした。


一旦、腫れている部分を切開して膿を出して1週間様子を見たものの腫れはひかず、神経のやられ方や本ブログエントリーの副鼻腔炎発症時のCT写真の様子から「逆行性歯髄炎」と診断され、本日、歯髄にある神経を抜去された。麻酔をかけて歯に穴を開けて神経を抜くという、かなり難儀な治療だったのだが、抜いた後の治療方法も含めて丁寧に説明して頂いたので、不安なく受ける事が出来た。


三本抜き取られたのだが、一番綺麗に抜きとれたということで見せてもらった一本がこれ。

生の神経を初めて見たが、ヒモというかミミズというか、こんなものが色んな知覚を伝えているのかと思うと不思議だ。


しかし、毎日丁寧に歯を磨いてフロスもして、歯の健康に関しては大丈夫と自信があったのに、こんなトラブルもあるんだな〜。通常のケースだと歯髄炎は虫歯など歯の表面部分のトラブルが奥に入り込んでいくのが、今回はおそらく副鼻腔炎の炎症が逆行的に奥から神経を侵し、炎症を引き起こしたのではないかと思われる。


歯髄炎・逆行性歯髄炎の説明は、↓の「たかはし歯科医院」のサイトが丁寧でわかり易いので、興味ある方は参照されたい。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/ataka/ETC/sizuien3.htm