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おちゃらけ社会派ブロガー「ちきりん」さんの『ゆるく考えよう』

愛読ブログ「Chikirinの日記」のちきりんさんが『ゆるく考えよう』という本を出版した。六本木アカデミーヒルズのライブラリーでも金曜日にお目見えしていたのだが、無料でブログ記事を楽しませて頂いている手前、この上タダ読みするのは忍びなく、近くの書店で購入。


ちなみに、店員さんに「『ちきりん』という人が書いた本。。。」と説明したら、「竹林(ちくりん)ですか?」と返されて、Twitter上のうわさと同じやないかいと、ちょっとニヤリ。


本は、ブログのエントリーを厳選してさらに編集を加えている形で、ブログを熟読している人にとって目新しい話があるわけではないが、こうやって論考が改めて整理されると、作者が本当に言いたかった事がシャープに浮き出てくる。ブログの書籍化の良いところなのだろう。


改めて読んでみて、一番印象に残っているのが、「貯蓄が増えない理由と体重が減らない理由」のお話。


月給30万円のサラリーマンが貯蓄を増やす際の話として、こんな下りが出てくる。


<以下、引用>
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本気で貯蓄を増やしたいのなら(会社の副業規定を確認のうえ)、土日にバイトをすべきなのです。ところが貯蓄を増やしたい多くの人が「節約しよう」とか「運用して儲けよう」と考えます。

なぜかといえば、結局のところ、その人はそんなに切羽詰まってはいないからです。どうしてもお金が必要なわけではなく、「貯めないとまずいな」くらいだからです。

「来月までになんとしても30万円必要!」という切実な理由があれば、人は夜か休日に働きます。
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ここだけ見ると、「ゆるく考えよう」のタイトルと真逆のメッセージになっている(だって、ここから言える事って、本当に達成したかったらそこまで自分を上手に追い込まなきゃだめよ、ってことなんで)のだけど、実に鋭い考察だ。


どうせなら、とてつもなく大きなものを背負いながら、ゆるくというか柔らかくありたい。それが、自分にとっての一番大きな学びのように思う。


「柔らかアタマ」を持ってみたい方には、おすすめの本だ。