1291043265**[事業経営]起業家にとっての良い妻とは

気が付いたら、12月がもう目の前。”年の瀬”である。


昨年の今頃、会社を設立したものの売上の見込みが全く立っていなかった事を考えると、よくまあ平気な顔をしていたものである。その点、自分はともかく妻はずいぶん度胸が座っていたものだなと改めて感じ入る。


先日、Twitterで話題にしたが、「夫を"稼げる男"に育成する賢妻術」なる記事が舞い込みジャーナルに掲載されている。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/11/23/wife/


以下、抜粋

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家族の穏やかな笑顔と「お疲れ様」というねぎらいの言葉――。仕事を終えて帰宅する夫の心をほどくのは、そんな何気ない労わりだ。鎧を脱ぎ捨て、素の自分へと戻れる場所で、明日への力を蓄える。そのためには、ウイルスのごとく感染する"イライラ"や"ピリピリ"を、部屋から排除しておく必要がある。迎える妻も一旦手を止め、ゆっくりと深呼吸。体のなかからストレスを吐き出し、気持ちを整えておきたい……と、ここまでは前述の通り。


帰宅後、夫がひと段落してリラックス状態になったら、いよいよ次のステップへ。会話でコミュニケーションを取りながら、気力をアップさせていく。


そのために有効なのが、「ホメる」「同意する」ワード。"自分の存在や価値が認められている"と感じられれば、自信と気持ちの安定に繋がる。


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「今さらホメるなんて、気恥ずかしくてムリ!」なんて声も聞こえてきそうだが、例えば、母親がわが子をホメる時に「恥ずかしい……」なんて思わないはず。「伸ばして育てる」が今回のミッションなのだから、大きな母性は不可欠。ここは、おおらかな母親のような気持ちで"ホメて"伸ばそう。
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続いて、「同意」ワード。夫の感情に寄り添い、共感する。自分が発した言葉が、「なんで?」「違うんじゃない?」などの否定的な言葉で返ってくるのか、「大変だったね」「なるほどね……」といった共感のあいづちで返ってくるかによって、その後の距離感がまったく違う。


夫が感情をあらわしたら、共感しつつ、あいづちを打ちながら最後まで聞いてみる。
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だそうである。


しかしこんな風に妻に接せられたら、夫はダメになる一方なのではないか、と思うのは私だけだろうか。


ちなみに、この記事の中で「避けるべきNGワードやアクション」として、「比較」「上から目線」「さえぎり」「突き放し」の4点が挙げられているが、これどれもうちの妻の得意技である。


やり方や程度の問題はあるのだが、癒し上手よりけなし上手の妻の方が、競争心に火が付くタイプの男性にとっては自分を伸ばしてくれるように思う。指摘が的確であればある程頭にもくるものだが、後から考えると有益な助言であることに気づくことは多い。


また、私のように自分独りでやっている起業家は、どうしてもどこかで独りよがりな部分が出てきがちだ。健全な批判勢力が内在するのは実は非常に意味のある事なのだ。


ということで、世の中には色んな夫婦関係があるのだろうけど、自分たちでしか築けないスタイルを築けていければ良いなと感じる次第だ。