事業2年目の抱負

いよいよ事業初年度最後のカウントダウン。昨日の事業初年度振り返りに続き、メディカル・インサイト事業2年目への抱負を記したい。




<抱負①:「TOBYO」の事業化>


現在開発中のDFCツールの今年末からの本格的稼働に伴い、事業としても立ち上げて行く。当面のターゲット顧客は製薬会社、医療機器メーカー、医科大学等の教育機関、となろう。


Health2.0関連ビジネスは、ビジネスモデル(儲けの仕組み)の作り込みが難しい。米国でもうまくいっているところは一握り。しかし、事業として仕立て上げられるところが出てきて初めて、世の中に認められることになるので、この日本の先鞭となりたい。


(因みに、エムスリーやケアネットも捉え方によってはHealth2.0ビジネスであるが、UGCを活用して患者をEmpowerする、というHealth2.0本来の概念を持つ事業、ということになると、今の日本でまっとうにビジネスを回せている企業は無い。)




<抱負②:戦略的患者調査の本格稼働>


戦略的患者調査は初年度は当初の計画に相反し、事業の柱にはならなかった。しかし、仕込みはすでにしており、この後、地方自治体のがん患者調査を皮切りに形となって表れてくる。


ビジネスモデルとして成り立つかどうか、やってみないとわからないが、掘るべきと考えるテーマで自主企画の調査なども手掛けて行く。手始めに、ワクチンがらみでやってみたい。




<抱負③:新Website>


守秘義務の関係で詳しくは記せないが、ある企業と協働してがん関連のWebsiteを作っている。実現すれば、今までにないサービスメニューが入る画期的なサイトが出来上がる。こちらは、できてからのお楽しみ。




<抱負④:海外事業への取り掛かり>


現在のメディカル・インサイトの顧客は結局のところ日本の医療ビジネス市場でオカネを稼いでいる構造だ。しかし、少し先の事を見通して考えると、日本市場のみを相手にするビジネスはリスクがある。特にヘルスケアセクターはそう遠くない将来に起きるであろうハイパーインフレ、国債の暴落、円安は一部の輸出企業を除いてはマイナス要因。今のうちに、海外の顧客を相手にするビジネスを考えておかねばなるまい。


それが何であるかの有力な仮説はまだないが、取り掛かりはきちんと今年中につけておきたい。




最後に、いずれにせよ自覚しなければならないのは、今までの貯金の切り崩し的な仕事では遠からず価値が下がってしまうということ。チャレンジを繰り返しながら、新しいビジネスモデルや働き方を世の中に提示し続けていく存在でありたい。