広島の恩人

水曜の晩から仕事で広島に行ってきた。


中学生のころから毎年夏になると遊びに行って、2−3週間くらいにわたってお世話になっていた、僕にとっての「第二の家族」が広島にはいる。


今回、うまく時間を合わせる事ができて、久しぶりに広島の両親・兄弟とも言うべき方々と会ってきた。


防衛大出身の"広島の父"は威厳と愛情とを併せ持った方。僕が中高生の頃はその迫力を如何なく発揮されて、教授を務められていた大学のゼミの学生を夏の"ヨットスクール"でびしっと教育されていた姿が目に焼き付いている。


残念ながら数年前から御病気が進行し、病院で所謂「寝たきり」の状態で入院されている。


そんな広島の父を見舞い、メディカル・インサイトのビジネスがきちんと軌道に乗り始めた事、そして娘がすくすくと育っている事をご報告できたのだが、お身体を動かすことはできなくとも、頬のわずかな緩みとその眼差しで、大変喜んで頂けた事が伝わってきた。


元をたどれば、広島で一時期仕事をしていた祖父のおかげで始まったこの縁。そこから40年もの歳月が流れている。同い年の兄弟分の息子も中学生になったことを知り、また次世代に縁をつなげていければ嬉しい。そして、次に皆と会う時にまた良い報告ができるようにしたいもの。


こういった形でモチベーションを上げられるとは、何と幸せなことか。