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「妊婦のタミフル、副作用調査」のニュースに思う産婦人科学会の心意気

先週金曜日のニュースだが、「妊婦のタミフル、副作用調査へ」という記事があった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100422-00000238-jij-soci


昨年の新型インフルエンザの流行に際し、妊婦への抗ウィルス薬投与を積極的に進めた事が、日本での妊婦の死亡例ゼロにつながったのではないかという仮説がある中で、抗ウィルス薬投与の長期安全性の確認を取ろうという試みだ。


産婦人科学会のHPを見てみると、かなり突っ込んだ指針となっていて、感染者と濃厚接触がある場合(家族に感染者が出た場合など)では、タミフルの予防投与まで勧めている。
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20090804b.html


タミフルに関しては副作用が大仰な形でマスコミで取りざたされた時期もあり、"事なかれ"でいくのであれば、たとえエビデンスがあってもここまで明確に推奨するのは勇気がいる。しかし、患者さん(この場合は妊婦さん)が必要としているのはこれくらい明確な指針と理由づけなのであり、産婦人科学会がきっちり明確な"スタンス"をとったことがまずもって素晴らしい。


その上で、前述の安全性をチェックする調査をきちんと行なっていく姿勢は、患者利益を追求する学会としての"あり方"を示すもので、大いに賞賛されるべきと感じる。