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ヘルスケア分野のMBA開設のニュースに思う

国際医療福祉大学がヘルスケア分野のMBAコースを開設するらしい。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27167.html


医療関係者に、よりビジネス感覚を持ってもらうという試みが漸く始まったのかと思いきや、記事を見る限りでは、DPCのデータをどう経営に活かすかとか、病院の事務職に臨床の内容を知ってもらうとか、小手先のプログラムの感が否めない。


こういう言い方をしては何だが、どうも日本の"医療経済"とか"医療経営"の話は、インナーサークルみたいなものができている感じで、経済学・経営学の本流となかなか交わる感じがしない。


医師もキャリアを積んでいくと多くの人は病院経営に携わったり、開業して経営者となったりする人が多い。民間企業に就職する人だって近頃は多い。そういった人たちのためにMBAコース的なものが用意されていた方が良いとは思うのだが、上記のようなプログラムでは物足りないだろう。


私見だが、新たにMBAコースを開設するというよりも、既存のビジネススクールという資産を活用して、そこで基礎的なコースを習得することで何らかの"セミMBA"的な資格を出す、というやり方があるように思う。または" Excetive Course" 的な特別短期間プログラムを用意しても良いだろう。


因みに、MBAの本場米国では、メディカルスクールとビジネススクールで単位の相互交換があるし、"ダブルメジャー"も可能である。この話を日本で実現させるためには、日本でもメディカルスクールの設立が必要であり、そこまでにはまだまだ時間がかかるだろう。


幸い、日本のMBAは夜学が主流なので、医師も比較的参加しやすい。慶応なんて同じ大学に医学部もMBAもあるのだから、もうちょっと考えればいいのに。。。