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どうとらえるか?〜代替療法〜(1)

今日は長年の友人と久しぶりの食事。


ご自身の家族に次々に起こった病気の治療の経験を通じ、かなり人生観が変わったという話を事前に聞いていたので、おそらく今日は話をじっくり聞く時間が長いだろうなと思っていたが、実際その通りになった。


ものすごく端的に表現すれば、既存の「西洋医学」に対する不信感が抗いようのないレベルになり、試してみた代替療法が効いている(少なくとも、その人物は信用できる)と思えるため、そちらを信じるようになってきたという話である。


彼自身、非常に頭の良い人だし、代替療法の選び方や評価についてもかなり慎重にやっていて、それでいて、上記の結論に達したということであり、彼なりにそのような結論に至ったということは友人の一人として心情的には理解できることだった。
(なお、薬の開発のされ方等について、現代医学に対して持たれていた誤解については、解いてもらえるよう自分なりに説明はしたつもりだ)


まず、代替療法について論じる前に、友人が"医療不信"に陥った原因については述べなければなるまい。彼にとっては、2つの大きなエピソードがあったようだ。


・ご母堂の病気について、素人目に見ても術後の様子が変だったために、セカンドオピニオンを取ろうとしたら、カルテや写真の提示を拒絶された⇒実際に別の病院で強引に診てもらったら、術中に入れたシャントの設置の向きが逆だったということがわかった


・娘さんの病気について、奥さんに対しては本来なら医学的にも断定的なことまで言えないことを断定的に表現し、あまつさえ「この薬を飲まないと死ぬかもしれませんよ」的な恫喝まがいのことを言われた。しかし、件の友人が勉強した後に、受けた検査結果だけではそこまで断定的なことは言えないはず、ということと、飲めと言われた薬にもかなり副作用のリスクがあることを後日示すと、同じ医師があっさり「仰るとおりです。飲むか飲まないかはご家族で決めてください。」という話になった


・上記の2件とも、奥様一人に対する対応と、友人がかなり勉強をして要点をまとめて質問した時の対応とが、まったく違っていた。彼らにとっては、相手をなめているかいないかで、対応方法が違う、と感じられた


ちなみに、どちらも(別々の)大学病院で実際に起きた話である。百歩譲って若干誇張があったとしても、患者さんのご家族にはそのように感じ取られたということであって、"Perception is the truth."なのである。


で代替療法なのだが、ここでどんな治療法かの詳細を述べるつもりはない。いずれにせよ、一つだけ言えることは、こうした領域でのかっちりとしたデータは、患者さんの「知りたい」という強いニーズがある一方で、なかなか世の中には出てこない。(そんな治験をオカネをかけてやるインセンティブも代替療法の提供側にもないだろう)


となると、何らかの情報は実際にそうした治療法を受けた患者さん発の情報をブログ等から集めるというのがNextBestなのだろう。もちろん、「なりすまし」のリスクは常にそこにあるが、「効かなかった」という体験談もそこに入ってくることにより、「100%治ります」みたいな話については、冷静な判断ができるだろう。


PatientLikeMeのような米国の患者SNSがこのあたりの問題をどのように扱っているのか、是非知りたいところである。