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8年の歳月

今日は、若造だったコンサルタント時代にお世話になったクライアントの方々と久しぶりにお酒を酌み交わした。


8年前のプロジェクト以来お目にかかっていなかった方もいらっしゃって、不思議な感覚だった。皆様のお言葉を借りれば、私も40歳になって少し貫禄めいたものが出てきたらしい。


実はこのクライアントには、私がまだ未熟なコンサルタントだったため、プロジェクト実行当時にはだいぶご心配・ご迷惑おかけして、過剰に反応したボスからはプロジェクトから外されかけ、自分自身も相当落ち込んだのだが、最後に挽回のチャンスを頂いて必死に頑張った思い出がある。


「鈴木さん、あの当時は『なるほど、なるほど』ばっかり言っていたよね。」「言い方悪いけど、小僧みたいな感じだったもんね」と指摘され、自分の"イケテなさ"ぶりを思い出して汗をかいたが、「でもあのプロジェクト、勉強になったよね。」と言って頂いたのは嬉しかった。


当時、資源投入の詳細な感度分析を行なって、ある商品について「これが将来の星です。今の3倍程度、300億円を目指せるからこの商品にリソースを集中投下すべきです。」と主張して、当初はまともに取り合って頂いていなかった。しかし、今日集まられたメンバーの方々を中心に、私の分析が基となって生まれた資源配分戦略を徹底的に遂行していただき、本当にこの商品が後年300億円レベルにまで化けたのであった。


色んな思いを共有したクライアントとこうしてご縁が続くというのは、きわめて有難い話だ。


今日配達された日経ビジネスで、目に見えない組織の「取引コスト」についての記事があったが、こういう日本流の"ご縁"という感覚は、まさにポジティブな「取引コスト」の側面であろう。


個人としてもそうだが、メディカル・インサイトとしても、"ご縁"を大切にし続けていきたい。