1262229977**[プライベート][医療への視点]年の瀬の休日診療所の風景

妻と娘の風邪様の病状が悪化して、昨日は区の休日診療所を受診。


朝イチに行った方が、混んでいないため良かろうということで開始時間5分前に乗り込んだら、狙い通り他の患者さんは誰もおらず、さっそく診察室へ。


娘の問診が済み、「一応インフルエンザかどうかチェックしておきましょう」ということで、泣き叫ぶ娘の鼻に綿棒が突っ込まれ鼻汁を採取。


とここまでは良かったのだが、先生がそばに付いていた看護師さんに、「じゃあ、これ貴女やってもらえますか。」と試験紙の処理を指示したところ、「それは私のやる仕事ではありません。先生やってください。」と応えられてさあ大変。


先生キレて、「貴女去年もそんなこと言ってましたよね。貴女の病院では医師の指示に看護師は従わないんですか!!」「いえ、そんなことはありません。でもXX先生に確認してますがそれは看護師がやらなくても良いと言われたので、私はその指示に従っているだけです。」・・・


と、我々の目の前でバトルが始まってしまった。


僕から見れば、いきなりキレる医師も医師だし、看護師の受け答えも頑なであれじゃムっとされるよな、と。インフルエンザの検査キットの処理は、おそらく医療行為ではあるけれども医師が絶対にやらなければいけないというものではないのであろう。なので、どちらがすることにしても良いのだろうが、効率を考えたら、看護師さんに動いてもらう方がオペレーションとしては良いようには思う。


いずれにしても、性格が全く合わないあのペアでこの後の診療がずっと続くとなると、受診する患者さんも医師も看護師も周囲のスタッフも、皆さん「お気の毒」である。
会社の人事なんかでもそうだが、「組ませてはいけないペア」っていうのがあるんだよなー・・・


ちなみに、キレて頭に血が上ったのが原因なのか、妻がその後の診察時に頼んでいたらしいうがい薬の処方を先生すっかり忘れてしまっていた。


年の瀬にちょっと苦笑いの出来事だったが、医師と看護師の役割分担という、医院というよりは病院の効率性と質の維持を考える上で、結構根の深い問題と感じた。