1249054409**[医療への視点]Cancer Pain

祖母の具合が火曜日の晩からぐっと悪くなったらしく、水曜日は一緒に行くはずだった大学病院の外来の診察はキャンセルし、急遽在宅医療の先生に無理をお願いして、最初の往診をしていただいた。


エコーを診終わった先生から、別室で家族が説明を受け、肝臓の皮膜が持ち上がったこの状態からすると相当痛みを我慢されていたはず、とのこと。


自分の仕事の中で、がんの痛みを我慢して周囲になかなか告げない患者さんがいるのはわかっていて、そうならないように祖母にもちょっとでも痛かったらすぐに言ってね、と伝えていたのだが、それでも結果として我慢させてしまった・・・


多少の悔いは残ったものの、早速処方されたフェンタニルの貼り薬の効果がその日の晩から出てきたようで、祖母が久しぶりにぐっすりと眠ることができたのを知り、ほっと一息。


この仕事をやっていて、本当に良かったと思う一瞬であった。