1247410285**[医療への視点]沈黙は金

週末は会社の講演会のお仕事。


患者さんと先生を交えてのパネルディスカッションが、期待していた以上の盛り上がりになり、企画立案者としてこの上ない喜びを味わえた。


中でも一番印象に残ったのが、患者会の代表の方からがん治療医の先生方に対し、患者が自分の状態を伝えやすくするためにお願いしたいこととして取り上げられた、「患者さんの目線に立つこと」「沈黙を待つ勇気を持つこと」の2点。


会全体のご挨拶いただいた、K先生も、若い頃教授から「患者さんのベッドサイドに行ったら、椅子に座って話をしなさい」ということを徹底されたそうである。


また、「沈黙を待つ」というのは、いわゆる「傾聴」というものだが、これは言うに易く行なうに難しものの典型であろう。でも確かに、これが一番の「カギ」のように、直感的に思う。「言わせる」のでなく、「(自らが言いたくなるように)黙って寄り添う」姿勢が大切なのであろう。


これからも、医療者と患者さんを繋ぐ仕事を続けていきたい。