1241525506**[医療への視点]新型インフルエンザ

前回のエントリーから1ヶ月以上空いてしまったが、その間に新型インフルエンザで世の中は一変してしまった。


乳児を持つ父親としてはやはりかなり気にせざるを得ず、GW前の出勤時にはマスクを装着した。今のところ日本国内で感染例は報告されていないが、このGWで海外に旅行する人の数を考えれば、まず間違いなく誰かが持って帰ってくることだろう。


というのは、水際で止めるのはまずもって不可能。潜伏期間を考えたら、無症状で帰国してというケースの方がむしろ多いと思われるからである。


今回のインフルエンザは、一応"弱毒性"ということらしいが、"強毒性"が致死率二桁のとんでもない病気であることを考えると、弱毒性だからと言って侮れない。少なくとも、通常冬に流行するインフルエンザ程度にはヤバイわけだし、感染者が4日現在で1085人・うち死亡者26人ということは致死率2%。そんなに"軽い"ものではない。


これからの休み明け、用心に越したことはない。今回の一連の報道に関し、「騒ぎすぎ」という医療関係者の声も聞くが、本当に"強毒性"のインフルエンザが出現する前の良い予行演習と考え、皆で行動するという観点が必要ではなかろうか。